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ちょっと前に3,990円と激安なトルクレンチで話題をさらったRESQですが、実は...

格安!RESQのデジタルトルクレンチのレビュー

ちょっと前に3,990円と激安なトルクレンチで話題をさらったRESQですが、実はデジタルトルクレンチもかなりいい値段で販売しています。

RESQのブランドをやっている人はちょっとした縁があって知り合いだったりするのですが、こっそり聞いた話によると、RESQのデジタルトルクレンチは国内の自転車アクセサリで有名な某T社と同じ工場で作ってるらしいんですよね~。

というか・・・
いわゆるデジタルトルクレンチで「ちゃんと作られているもの」の大部分は台湾にある幾つかの工場で作られているとかなんとか。つまり、ちゃんとした工場で作られたものさえ選べば精度や耐久性はどれも変わらなかったりします。

ちなみに某T社のデジタルトルクレンチは24,000円くらい。
対してRESQのデジタルトルクレンチは10,800円と半額。後述するようにアラーム機能を削ってますが、トルクレンチとしての精度や品質は同じレベルの商品なのでお買い得度高しですね~

デジタル式か?プリセット式か?

当サイトを長いことご覧の方はお気づきかもしれませんが、我が家には既に何個かプリセット式のトルクレンチが有ったりします。その上なぜにデジタル式なのかって話ですが・・・

リアルタイムで数値が読めてカッコイイから・・・
友達と一緒に整備するときに自慢できるし・・・

というのはおいといて、実はプリセット式トルクレンチの問題点に気がついてしまったからなのですよ。

通常、プリセット式のトルクレンチは内部にバネが有って、そのバネの伸びでトルクを測っているのですが保管状態が悪かったり、使い終わったあとプリセットを0に戻しておかないとバネが伸びて狂ってしまうことがあるらしいんですよね。

せっかくトルクレンチを使うのに精度が落ちてたんじゃ意味が無いと(汗)

その点デジタル式は、歪センサーで計測する仕組みなので誤差が出にくく(出ないわけじゃないけど)、なんといっても締め付けながらリアルタイムでトルクが見れるのがGood。

RESQのデジタルトルクレンチは工場等で業務用として使うのと同じレベルで作られているので、20,000回程度の使用では誤差は殆ど出ないとのことなので、個人ユースならほぼキャリブレーション無しでいけちゃうということになりますね。

RESQのデジタルトルクレンチってどうなの?

ってことで、早速RESQのデジタルトルクレンチの実物を見ていきましょう!

こちら外箱。
なにげに外箱の仕上げもよく、激安なプリセットトルクレンチよりきれいな箱に入ってて満足度が高い(笑)

開けたらこんな感じ。

内部には、本体、取説(英語)、ビット類、エクステンドバー、電池などが入ってます。

付属するビッドはトルクス(T20 T25 T30), 六角(H2, 2.5 , 3, 4, 5, 6, 8, 10)、±ドライバーと自転車の整備をするには十分な内容で、この他にアームを延長できるエクステンドバーが付いてます。

国内で安いデジタルトルクレンチというとSK11が有名ですが、あちらはビットが付属してないので価格的には互角の勝負ではないかと。

こちらが本体。
国内だと高級な某T社と同じ工場で作っているだけ有ってなかなか高級感があっていい仕上がりです。この色使いで色々わかりますねw

付属するビット類もなかなか品質良さげ

取説は英語のみですが使い方は簡単なので問題なし

よく意味がわからないですが校正した記録の書類が着いてます。
これまで何個か激安トルクレンチをゲットしてきましたが、こういう書類がついているのは初めてですね~

デジタルトルクレンチなので要電池。
電池はパッケージに入っているので、奥がプラスになるように入れます。

で、ここが重要なのですが・・・
電池の蓋を占める際に方向があっていないと電源が入りません(T T)

ものすごくわかりにくいのですが、本体側の縁と蓋に△と|みたいなマークが書かれていて、これを合わせた状態で蓋を取り付けてからカチッと固定されるまで回します。

マークが合わない方向でも蓋が閉まるのですが、そうすると電源が入りません。

ビットを取り付けたところ。
ヘッドまわりの仕上げがきれいで品質の高さが伺えます。

ちなみに、今回僕がゲットしたのはヘッド部の径が1/4"で最大トルクが20Nmのものですが、RESQでは系が3/8で最大トルクが85Nmのモデルも取り扱っています。自転車を整備することに限れば、スプロケの固定など限られた用途以外では20Nmアレば十分なのですが、車用に併用するなどの場合は大きなものを買っても良いかもしれません。

ちなみにこだわりのある方は2本持ちです(笑)

使い方は簡単

写真左の「C」ボタンが電源なのでポチッと押すと電源が入ります。
中央のU/Sボタンは表示する単位を切り替えるためのもので、押すたびに「Nm -> in-lb -> ft-lb -> kg-cm」という順番で表示が切り替わります。

先に書いたとおりRESQのデジタルトルクレンチでは設定トルクに達した際にアラームがなる機能が削減されています。高級なトルクレンチでは予め設定したトルクになるとアラームが鳴って教えてくれて便利なのですが、自転車の整備においては別に表示されたトルクを見ていればいいのでこの機能は特に必要ないかなと。

いや、有ったほうが便利ではあるんだけど・・・
デジタルトルクレンチの課題として、アラームが鳴ってから力を緩めるまでの僅かなタイムラグで締め過ぎちゃうってのがあって、そういった意味でもやっぱり液晶は見たほうが良いので。

あと、なにげに良いのが形

RESQのデジタルトルクレンチはほぼ真っすぐな形状で他社のモデルのように表示部がガバッと膨らんでません。その分液晶が小さいのですが、この形状は握りやすくほぼ普通レンチと同じ感覚で使えるのがGood。

カーボン乗りならトルクレンチは必携!

トルクレンチを使っていつも実感するのは「え、規定のトルクってこんなに緩くていいの?」ってことです。たとえばよくあるは5Nmくらいの規定値だと、まだ全然ゆるくて心配になるレベルです。

つまり、トルク管理をしないで目見当で締めていたときはめっちゃ締めすぎてたということです、金属系のフレームでもボルトの破断などの可能性が有りますが、カーボンフレームの場合フレームごと壊しかねないので要注意です。

RESQには3,990円と安価なプリセット式と、1万円ちょっと破格なデジタルトルクレンチがラインナップされているので予算に応じて選んでみてはいかがかなと。

Dragon Bikeは海外通販ながら日本向けに特化することで、日本の通販と全く同じ感覚で利用できるのがポイント。商品は台湾からの発送となるためAmazonより時間はかかりますが、全商品送料無料なので1点から買いやすいですね~


そうそう、DragonBike。
当初日本の住所で入力してOKということでしたが、一部の運送会社が日本語表記に対応していないことが発覚したためやっぱり英語表記でお願いします。ってことらしいです。

既に購入されている方で問題がある方には個別にメールを送っているようなので回答してください。

とはいえ、大物以外の殆どの商品は日本語でも大丈夫らしいのですが・・・

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この記事へのコメント(4件) |コメント入力欄へ

本体と箱はPWTのデジタルトルクレンチと酷似していますね。
同じ工場で作っているんでしょうかね?
PWTの方はアラームが鳴りますがビットは入っていませんでした。

>匿名さん
どうでしょうね~、記事にも書いたとおりちゃんとしたものを作れるのはいくつかの工場だけらしいので、あるいは・・・?

アラーム機能が要らなければビット付きなRESQのほうがお買い得かな。

私が購入した他社のデジタルトルクレンチにも全く同じフォーマットの校正記録表みたいなのがついてました。同じところで作られたのかな(笑)

>匿名さん
きっと同じ工場ではないかと(笑)

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