RIBBLEのロードプラス対応なグラベルロードCGR 725のレビュー
先日、梱包と組み立ての様子を書きましたがRIBBLEからレビュー用にロードプラス対応なグラベルロードのCGR 725をお借りしています。しばらく乗ってみたので実際のところどうなのってところをまとめていきたいと思います。
で、ですね。結論から書きますが・・・
これはとても自由なバイクだ!
僕はMTBものってたし、ロードバイクも乗るし、折りたたみ自転車は心から愛しているのですが、乗った瞬間にこれほど「自由」という言葉を感じさせてくれたバイクはなかったかも
太めのタイヤはロードバイクの軽快さには及ばず、サスペンションがないのでMTBのようにガンガン山を下ったりはできないかもしれないのですが、そういうことではなくて、この自転車と一緒ならどこでも楽しい!って感じ
いや、これは期待以上。
僕はグラベルロードというコンセプトを見たときにこの方向性を期待していたわけですが実際乗ったら期待以上に楽しいんですよってことで詳細を見ていきたいと思います。
RIBBLEのグラベルロードってどうなの?
ロングライドに適したヘッドチューブ高めのポジション、安定性を高めるロングなホイールベース、そして何より高い走破性を実現するワイドなタイヤ、と、ロードバイクの快適さとMTBの走破性を併せ持つのがグラベルロード。
なのですが、まさにこれを体現してます。
特に今回お借りしているクロモリフレームのCGR 725は素敵
47Cとボリュームたっぷりのタイヤに適度にしなやかなクロモリフレームは乗った瞬間に「うわ、めっちゃ、しなやか!」ってわかるほどの快適な乗り心地。これはロングライドでも疲労感が全く違う。
RIBBLEとの打ち合わせで「どのモデルがいい?」って聞かれた際に即答でクロモリのCGR 725って答えて大正解(笑)
CGRシリーズにはほかにチタン、カーボン、アルミ製のフレームがありますが、バイクの特性との相性から言ったら僕的にはクロモリ一択なのです(とか言ってますが、チタンと迷ったのは内緒だw)
僕は身長が160cmしかありませんのでフレームはXSサイズをチョイス
RIBBLEのスペックシートでは適正身長が162-170cmとなっていますが、注文時に選択できる最も短い80cmのステムを選択してほぼピッタリのサイズでした。
表記の適正身長は概ねいいところをついてるかと
また、BBが低めでホイールベースが長めなせいか安定感抜群。
僕のようにフラフラ散歩する人にはこの安定感は結構重要で、この辺も快適性にかなり貢献していると思われます。
47CとそこらのMTBより太いタイヤWTB horizon 47
650Cのホイールに極太のタイヤを合わせてロードバイクと同じ外周になるロードプラス対応フレームがRIBBLE CGRシリーズの特徴の一つとなっています。
タイヤの空気圧は35-55psiとロードバイクと比べたらすごく低いのですが、実際に走った感じではMTBのようなモッサリ感はなく、ロードバイクの軽快さはそれほど損なわれていません。
この点はRIBBLE CGRに限った話ではないと思いますが、グラベルロードのこのバランス感が絶妙。
グループセットはSRAM APEX 1のディスクブレーキモデルをチョイス。
これもですね~、僕的にはグラベルロードに乗るならフロントシングルでスッキリまとめたかったりして他の選択肢はなし!
今回初めてディスクブレーキ仕様のロードバイクに乗ったのですが、いやー、ディスクブレーキいいですね~
めちゃコントローラブル。
もっとガツンと効くのかと思っていたのですが、レバーを引いた分だけストレートに効いてくる感じでスピードコントロールがとてもしやすい気がします。
世の中がディスクブレーキに向かっていくのも納得。
クランクはFSA製のシングルスピード
42Tのチェーンリングがついています
フロントシングルってことでリアには大口径のカセットSRAM PG-1130の11-42Tを搭載。
ギア比でいうと最大のギア比が3.18と一般的なロードバイクで言うところの50x13Tくらいまでしかありませんので高速のレンジを捨てている代わりに下はギア比1とロードバイクでは見かけないくらい低いレンジまでとっています。
これは僕のような貧脚さんにはありがたい(笑)
実際坂を登った感じでも、普段乗っているロードバイクの感じで「これ以上軽いギアはないよな・・・」と感じてリアを見るとあと2枚くらい残っている幸せ感です。荷物を積んで山を登るときにすごく威力を発揮しそう。
このあたりを見ても快適にツーリングするためのバイクという感じですね~
ツーリングバイクってことでトップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブの3箇所にダボ穴があるのでバッグやキャリアの取付にも便利
リアにもキャリア用のダボ穴あり。
褒めちぎってきましたが、ちょっとイマイチなのがブレーキレバー周り。
SRAM APEXはエントリーグレードのコンポなのでレバーの握り心地がいまいちです・・・
あと、この部分。
ここ内側になにもないのでカバーが浮いてて微妙に気持ち悪いです(笑)
APEXの油圧ディスクブレーキ自体はいいのですがレバー周りが少々安っぽい感じかな~
どこでも気兼ねなく走れちゃうグラベルロード!
人の力で進む自転車には理想形はない。
ロードバイクは平地ではめちゃ早いけど路面には注意が必要だし、MTBはどんな路面でもガンガン行けるけど平地を走ったら遅い、そんなわけで最適解を求めて自転車沼にハマるのも楽しみなのです(笑)
そんな新たな選択肢がグラベルロード。
かつてロードバイクとMTBの中間といえばクロスバイクだったのですが、クロスバイクは良くも悪くもエントリーモデル中心でロードバイクの快適さを体現しきれていなかったのではないかと。
その隙間を突いてハイレベルなロードの走行性能に、ちょっとMTBの走破性で味付けしちゃったのがグラベルロードなわけですが、これが期待以上に自転車の自由度が高まることを実感できます。
ロードバイク並みに走るので一般道でのツーリングにはもちろん最適
実測で10.2kgとまぁまぁ軽いので上りもそこそこ行ける
いや、もちろん軽量なロードと比べたら天と地ほどの差があるわけですが、そこは最低ギア比が1と低いのでのんびり登りましょうよってことで(笑)
5~10cmくらいの段差なら気兼ねなく直進できるのもGood!
あと、香港にはよく微妙に溝の幅が広い側溝の蓋があってロードバイクの天敵なのですが、47Cのタイヤなら全然へっちゃら~
途中で見つけたこんな道にも臆することなく突入できます
こういった場所にも思わぬきれいな景色が待っているのです。
こんなシングルトラックも走っちゃう♪
RIBBLE CGR 725の全体的な感想は?
楽しいです。めちゃ楽しいです(笑)
ってことでめちゃ褒めちぎってますが、これは借りたので忖度しているわけではなく、グラベルロードが僕の自転車の楽しみ方にぴったりだからなのです。
ポイントはいくつかありますが
- スピードはそんなに速くなくていい
- しかしダラダラ長距離を走ったりもするので軽快さは大事
- 寄り道&撮影好きなのでストップ&ゴー多し
- 面白いものを見つけたらどこでも入っちゃう
と、僕は自転車でダラダラ散歩したりスピードを重視せず長距離を走ったりするのが好きなのです。こういう人&ニーズにはRIBBLEのグラベールロードCGR 725はかなりいい回答だと思います。
間違ってもヒルクライムレースとかには向いてません(笑)
香港は小さい国でロングライドできるコースがないので試してませんが、クロモリフレームと極太タイヤで乗り心地は最高なのでロングライドにも向いていると思います。
RIBBLEは購入時にパーツ構成やサイズを細かく指定することが可能なので、同じフレームでも味付けを変えることが可能。
今回の構成で購入すると概ね19万円くらい。
いい値段だとは思いますがもうちょっとアレなので、なにかのセールでちょっと安くなっるタイミングがアレば買いだと思いますw
この記事に関するコメント、追加情報があれば教えて下さい♪
また、ご質問等もいただければ管理人が分かる範囲でお答えします。
コメントは承認制となっており管理人が確認後に公開されます。
申し訳ありませんが管理人が不適切と思うコメントについては削除させていただくこともありますのでご了承くださいませ。