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今年から東商事の取り扱いが停止し国内代理店が無くなってしまったGPSメーカー。B...

自転車用GPS bryton Rider100のレビュー

今年から東商事の取り扱いが停止し国内代理店が無くなってしまったGPSメーカー。Brytonですが、その後釜としてサイクリングエクスプレスが日本向け販売を担うことになったとのこと。

旧モデルのBryton Riderシリーズは国内での評判があまり良くなくてきっと売れなかったんだろうな・・・と思ったりする今日この頃ですが、先日からサイクリングエクスプレスに登場しているNEWモデルRider100シリーズはメーカーさん曰く「品質がかなり向上している」とのことで、んじゃ、実際の所どうなのよってのを試してみようと思います。

最近登場したNEWモデルには、シンプルなRider100と気圧高度計を搭載しパワーメーターとの連動も可能なRider310が有るのですが、今回テストするのはシンプルなRider100となります。

使い分けとしては、気合いを入れてトレーニングするのであらゆるデータを記録したいという方は310、とりあえずスピードと距離などの基本データを見ながら走ったルートを記録・共有したいという方は100の単品モデル、ケイデンスや心拍数などを見たい方はそれぞれのセンサーがセットになったモデルを選ぶのが良いかと。

僕は気合いの入ってないお散歩サイクリストなのでRider100で十分。

価格的にはRider100の単品が送料込みで9,990円とまぁまぁ安い。
のですが、本体に比べて付属品の値段が高いのかケイデンスセンサー付きモデルが13,990円、ケイデンス&心拍センサー付きモデルが19,990円とセットモデルはもうちょっと頑張って欲しい値段となっています。

両方付きで17,000円くらいになったら熱いんですけどね~
GARMINのEdge25は、単品で17,000円くらい心拍計付きで20,700円位、ケイデンスセンサー付きで23,700円なので、両方付いて19,999円は安いっちゃ安いのですが・・・

パッケージはこんな感じ。

また、今回は別売りのアウトマウントも一緒に使ってみます。

付属品はこちら。
今回使ってみるのは全部入りのbryton Rider100Tなので本体&取説&USBケーブル、ステム台座の他に、ハートレートセンサーとケイデンスセンサーが付属しています。先にも書いたとおりアウトマウントは別売りです。

このアウトマウントが4,811円ってのは高すぎなんじゃないかと・・・。

取り付けは簡単。
こちらは標準で付属するステム&ハンドル台座で取り付けたところ。

台座は1セットのみ付属なので複数台で使用する場合は付け外しもしくはベット台座を購入する必要がありますが、台座自体がゴムでくるっと取り付けるだけなので付け外ししても大して手間は掛からないと思います。

また、以前のモデルではGARMINの台座が使用可能って話がありましたがNEWモデルでは台座の形状が変更になっているためウチにあるEdge500のマウントは使えませんでした。ちなみにbrytonの旧モデルのマウントとも互換性がないようです。

別売りのアウトマウントで取り付けたところ。
確実にこちらの方が見やすくてカッコイイのでアウトマウントがおすすめなのですが高いんですよね。。。サイクリングエクスプレスでアウトマウントセットのモデルが本体のみと同じ9,990円と出るのですが日本向け発送が出来ないとか表示されるので何とか日本向けにもお願いしたい!1/1確認によると日本向けにも発送可能になっている模様です!

センサーの取り付けと設定

センサー付きモデルを購入した場合、走る前にセンサー類の取り付け作業が必要です。brytonのマニュアルの表記が微妙に分かりにくいので補足しながら解説していきます

まずはセンサー類の電源をON。
といってもスイッチがあるわけではなくセンサーの電池ケース部分を開けて中の電池に貼られた絶縁シールを剥がすだけです。改めて蓋を閉じればセンサーが稼働します。

つづいてケイデンスセンサーの取り付け。
取り付け方法はタイラップによる固定のみ。ぎっちり締めれば割としっかり止まるのですがステーにテーパーがある場合緩んでこないのか若干心配。

センサーの取り付け向きについて取説を見ると「どっちやねん!」となるのですが、写真の通りbrytonのロゴが外側になるのが正解らしいです。取説の一部の画像には内側的な表記もあるので要注意。

クランク側にもマグネットを取り付けます。
こちらもタイラップによる固定のみ。取説によるとセンサーの表面とマグネットの距離が3mmくらいになるようにとのことなのですが、我が家のアズーリの場合かなり幅が広く全然計測できませんでした。

Rider100にはこんな時に使うかさ上げスペーサーも同梱されているのでこれで厚みを増してなんとか3mm程度になるようにしました。この状態でクランクを廻してみてマグネットが近づいたときにセンサー表面にある緑のLEDが点灯すればOK。

心拍計については電池の絶縁シールを剥がすだけで電源が入ります。

センサーと本体のペアリングは?

購入時にはセンサーと本体のペアリングがされていないので最初の使用時にペアリングの設定が必要です(取説にはペアリング済みと書かれているのですが、実際にはされていなかった模様)

設定は、Setteing -> Sensorsの画面で必要なセンサーを選び「More -> Rescan」と進みます。この時気をつけなければいけないのが、各センサーは使用状態じゃないと検知できないということです。

たとえば心拍センサーの場合、実際に身につけて心拍を計測している状態にしておかないとなんどRescanを実行してもセンサーが見つかりません。

一度ペアリングしてしまえば、次回以降の使用時には自動的に接続されます。
自動接続については、Rider100本体起動時に各センサーが計測状態になっていないといけません。心拍計は体に装着しておけば問題ないですが、ケイデンスセンサーはクランクを廻さないと検出してくれないので要注意です。

もし、電源を入れても検出されなかった場合は、クランクを廻しつつオレンジのOKボタンをもう一度押せば再スキャンしてくれるので試してみてください。

Rider100の日本語表示は?

Rider100は初回起動時に言語の選択が可能です(あとで変更も可能)
で、その中に「日本語」の文字が!日本人的には嬉しい・・・とおもったのですが、この日本語表示がかなり微妙です。どれくらい微妙かというと結局英語メニューにした方がわかりやすいので僕は普段英語で使っているくらい微妙(笑)

英語は問題ないと思いますので英語表示で使いのがおすすめです。
日本語表示については今後の月に1回くらいバージョンアップして修正が入るということなので、今後のブラッシュアップに期待です。

GRAMIN Edge500と比べて見る

僕が普段使っているGARMINのEdge500と比べて見ましょう。

ぱっと見の大きさは二回りくらい小さい。
一画面に表示できるデータ数はEdge500で8個Edge510で10個だと思うのですが、Rider100は最大5個のみ。まぁ、大量に出ても逐一見ないですしややこしくなるだけなので5個出れば十分かと。

Rider100の重さは公称で本体のみ40g。実測でも41gでした。
対するEdge500は実測で57gなので16g軽量ということになります。最近出たGARMINの小型軽量モデルEdge25は25gと超軽量なのでそこまでは及ばないかな。

各画面の表示内容を変更する

bryton Rider100では各画面で最大5つのデータ表示が可能。
で、この画面内の表示データの組み合わせを最大5ページ分自由に設定することが可能です。自分が見たいデータを最初の画面に全て並べるといったカスタマイズが可能になっているということですね~

方法はSetting ->Exercises -> Data Page と進んで設定をAutoからManualに変更します。すると戻った画面にDataPageという項目が追加されてて、この中で1~5ページそれぞれの設定が可能です。

実際の使用感はどうよ?

かつてのBrytonは安定性が低いと噂されていましたが、僕がしばらく使った中ではフリーズすることは一度もなく、各データの取得も良好でまったく問題有りませんでした。やはり安定性は確実に向上している模様。

液晶も明るく日中でも十分読めるので問題なし。

ラップタイムについては、「同じ位置に戻ったら1ラップ」「設定した距離を走ったら1ラップ」として記録するという機能もあるようなので、周回コースでラップを記録する場合には便利そうですが試してません。

僕の使い方では細かいラップデータを取ったりというのは必要無いのでRider100の機能で十分。

GPSの測位についてもまったく問題ないですね~
初回起動時こそGPSの電波をとらえるのに30秒くらい掛かりましたが、2回目以降の使用で前回から大きく場所が移動しないなら数秒で起動が完了します。

周りに高層ビルがない環境では位置情報も正確。逆に香港の高層ビル街の中では若干位置情報がずれていることもありましたが、大きくデータが暴れることはなかったので合格点かと思います。

全体感でいうと通常使用ではまったく問題ないと思います。

STRAVAや管理ソフトで走行データを管理できます

走行データはSTRAVAやBrytonのデータ管理用サイトで管理できます。
走ったコースを記録して地図上に再表示して眺めたり、各種データをチェックしたりも出来るのですが、Brytonの独自データ管理ページは地図が上手いこと表示されなかったりと若干微妙なのでSTRAVAでの管理がおすすめです。

独自データ管理サイトは来年くらいにリニューアルするそうなので、アップデート待ちですね~。

bryton Rider100は買いなのか?

GPSは欲しいけどGARMINはちょっと高い・・・
かといって怪しい中華通販でGeekなプロダクツをゲットする気合いはないよね~、という方にはまさにピッタリではないかと。

十分な機能が付いて単品で9,990円は良い値段。
出来ればセンサー類付きのセットをもうちょっと安くしてくれると非常に幸せなのですが(笑)

本体の安定度も過去からだいぶん向上しているようですし、値段もこなれているのでなかなか良い選択肢何じゃないかと思います。

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